活動報告

プロジェクト一覧

マイクロ材料試験による鋼のマルテンサイト強度発現機構の解明と強靭化設計への展開

マルテンサイト組織は鋼の強化設計の基盤となるきわめて重要な組織ですが、そのintrinsicな機械的性質や強化メカニズムについては、現在でも不明な点が残されています。これはマルテンサイト組織が複雑な階層的構造をしているためです。我々は材料組織から微小試験片を採取し、微小領域における変形挙動及び機械的性質を評価できる手法を世界で初めて開発しています。本研究ではこの新しい材料試験技術を利用して、複雑な階層構造を有する鋼のマルテンサイト組織の強度発現機構の解明を行います。また、得られたマイクロスケールでの機械的性質を結晶塑性シミュレーションと連携させることで、マルチスケール的な強化設計へと展開し、強度・靱性に優れる鉄鋼材料設計の指導原理の提案へつなげます。得られる成果は、先端鉄鋼材料開発における我が国の国際競争力向上にも大きく寄与できます。 …詳しくはこちら

研究代表者

高島 和希

研究期間

2015年度~2018年度

研究費

科学研究費補助金 基盤研究(A)

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マイクロ単結晶を用いたその場観察破壊・疲労試験法の開発

複雑な階層構造において微視組織要素レベルでのき裂進展機構を解明することができれば、破壊・疲労に関する新たな知見を得ることができ、安全・安心な社会の実現に大いに貢献できます。これまでは結晶粒径をサブミリまで粗大化できる材料について、ミニチュアサイズのコンパクトテンション(CT)試験片を用いた検討により一定の成果を挙げてきました。しかし粗大化が困難な階層組織を有する合金のき裂進展挙動の解析には適用できません。試験片厚さを数十ミクロンまで減じたCT試験片を用いたマイクロき裂進展試験技術の確立により、微視組織要素レベルのき裂進展挙動の観察を可能にします。電子線後方散乱回折(EBSD)解析や透過型電子顕微鏡(TEM)観察などの金属組織学的評価と組み合わせることで、力学特性と組織要素を直接関連付けて、き裂進展機構を解明します。 …詳しくはこちら

研究代表者

峯 洋二

研究期間

2016年度~2017年度

研究費

科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究

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