平成22年度(2010年度)

マテリアル工学基礎

担当 安藤新二
                             (更新 10.6.15)
□講義の目的
 この科目は、材料工学の基礎知識、特に「材料の機能および設計利用」に関する知識を身につけることを目標にした科目です。これから4年間,現代の物質文明を支えている材料に関する勉強をしていきますが,2年生からの本格的な専門教育に入る前に,この講義では材料学の基礎の基礎を勉強しながら,材料学の面白さや不思議さを学んで下さい.具体的には、以下のような目標を掲げています.

1.原子間に働く力,結晶学とミラー指数を理解し,ステレオ投影によって立体感覚を身につける.

2.金属・合金の構造を学び,相律と合金の状態図の基礎を理解する.

3.種々の材料の材機械的性質等の概要を理解し,材料学の重要性を考える.

□講義予定  
★状況により若干変更することがあります.

 1 4月13日 原子の構造 原子間ポテンシャル
 2 4月20日 簡単な結晶学とミラー指数1(結晶系,空間格子)
   4月26日(休講)
   5月11日(休講,1年次研修旅行のため)
 3 5月18日 簡単な結晶学とミラー指数2(ミラー指数)
 4 5月25日 ステレオ投影1
 5 6月 1日 ステレオ投影2
 6 6月 8日 純金属の結晶構造
 7 6月15日 
実在の金属
 
8 6月22日 相律と合金の状態図1
 9 6月29日 相律と合金の状態図2
10 7月 1日 中間テスト
11 7月 6日 材料の機械的性質
12 7月13日 鉄鋼材料と非鉄金属材料1 
13 7月20日 鉄鋼材料と非鉄金属材料2 
14 7月27日 定期試験(予定)

■教科書
○金属物理学序論 幸田成康 コロナ社
 (2年後期「格子欠陥学」 3年前期「結晶塑性学」でも使用します.)

○合金状態図読本 横山 亨 オーム社 「相律と合金の状態図」から使用
 (2年後期「マテリアルの状態図と熱力学」でも使用します.)

■演習課題
  •  演習01 原子間ポテンシャル
  •  演習02 練習問題2.1 2.2
  •  演習03 練習問題2.3 2.4
  •  演習04 練習問題2.5 2.6 2.7
  •  演習05 (011)標準投影図(111)標準投影図を描く

    ★宿題は,特に指定がない場合は,講義週の木曜17:00までとします.
     提出場所 研究棟I 11階 レポートボックス

■中間試験
実施日 7月 1日(木)1限目  
場 所 工学部2号館 214教室
試験範囲 物理学序論 第4章まで(6/15講義分まで)

準備するもの

★筆記具,赤鉛筆(ボールペン,サインペン等でも可.間違ったときに修正出来るように,消しゴムで消せるタイプのものならなお良い)
★学生証
★関数電卓(関数の計算のしかたをマスターしておきましょう)

☆定規,コンパスは使用して良い.(準備しなくても試験を受ける事は出来ます)

試験中使用してはいけないもの(使用した場合は不正行為と見なし,以後の受講を停止します)

★教科書,ノート,カンニングペーパー等
★携帯電話,パソコン等

■定期試験
実施日
場 所

試験範囲 講義した範囲

準備するもの 及び 使用してはいけないもの
★中間試験に準じます.

■演習課題提出状況
 提出状況

マテリアル工学科ホームページ