研究内容
「環境・エネルギー関連高機能性セラミックス材料の開発」
環境・エネルギー問題の解決に向け、様々な取り組みが求められています。
その一つに、材料科学的立場からのアプローチによる環境浄化やクリーンエネルギーの開発に資する新技術の開発があります。
私たちは、燃料電池に使われる材料を研究しています。燃料電池には幾つかのタイプがありますが、セラミックスを主な構成材とする固体酸化物燃料電池は高い発電効率を示すことから、実用化が期待されている技術です。
私たちは、その固体酸化物燃料電池に応用可能なセラミックス材料の創製と機能評価を行っています。
またそれとは別に、構造内に分子オーダーの小さな孔を有するゼオライトの電気的・磁気的特性の評価ならびに緻密で配向性をする組織体の作製を行いながら、分子識別ガスセンシングデバイスや高度ガス分離膜など新しい応用分野の開拓を目指し研究を進めています。

(a)微構造写真と(b)元素分布マップ:赤点と緑点はそれぞれCeとZrの存在を示す。
YSZ : Y2O3-stabilized ZrO2、 SDC : Sm2O3-doped CeO2、 LSCF : (La,Sr)(Co,Fe)O3-x
