整備用バイクスタンド


 ホンダバイアルスTL50のエンジンを整備する必要ができました.ですがこのタイプは,サイドスタンドしかありません.またそのサイドスタンドはステップバーに取り付けてありますが,これがエンジン本体に取り付けるようになっています.つまり,エンジンを下ろすと,車体は自立できません.そこで,整備用のバイクスタンドをつくることにしました.
 まずは,材料ですが手持ちの25mm角のスチールパイプとします.もっとも廃棄された装置から切り取ってきたものですので,最初は錆取りです.ディスクサンダーで削り落とします.


 適当な寸法に切断し,溶接します(図面はあとで..).最近は5000円位で100Vの溶接機が手に入りますのでこれを使っています.1.6mmぐらいの溶接棒しか使えませんが,そこそこ使えます.
 というわけで,完成です.


 こんなふうに使います.グレーのさび止めをぬってあります.このタイプは,フレームの中央はプレス品で,下の方は口が開いています.そこにリアブレーキのシャフトが貫通しています.そこを支える構造です.
 最近このTL50のパーツリストを手に入れましたが,オプションでメインスタンドがあったようです.オフロードタイプ(正確にはトライアルマシンですが)にメインスタンドというのもほとんど見ませんが,整備の点からはあったほうが便利だと思います.
 スイングアームを支えるレーシングスタンドタイプも考えましたが,リア周りを外した場合は使えませんし.スーパーカブにも使うことを(マフラーが邪魔するのでレーシングタイプは難しそう)考えまして,このような構造にしました.


おしまい
(2005.5.10)
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