“Superior energy absorption in porous magnesium: Contribution of texture development triggered by intra-granular misorientations”
Tsuyoshi Mayama, Masakazu Tane, Yuichi Tadano
Acta Materialia 165 (2019) 62-72
doi: 10.1016/j.actamat.2018.11.037
結晶塑性構成則は材料の塑性異方性を表現でき,有限要素法による変形解析では構造体の形状に起因する異方的な挙動を表すことができます。したがって,結晶塑性モデルを構成式として用いた有限要素法(結晶塑性有限要素法)では材料と構造の異方性が重畳された材料を対象とした解析が可能です。本論文では,その特徴を活かして,異方的な形状の気孔を含み,強い塑性異方性を示すマグネシウム(ポーラスマグネシウム)の変形機構を明らかにすると共に,さらなるエネルギー吸収能向上の可能性について言及しています。